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車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」との連携協定締結のお知らせ

いつも東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下「TUBC」)へのご声援ありがとうございます。
この度TUBCは、車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」と連携協定を締結した事をお知らせいたします。
TUBCは2022年からB3リーグに初参戦しておりますが、ミッションの1つに「共生社会の実現」を掲げており、設立当初からパラスポーツへの関わりを模索してきました。

また、TUBCは主な活動場所として有明アリーナを練習・試合で利用していますが、当該アリーナは東京2020パラリンピックの男子車いすバスケットボールの会場であり、男子日本代表が銀メダルを獲得した場所です。有明アリーナは大会後のレガシー施設として様々なパラスポーツイベント会場となっており、月1回の車いすバスケットボール体験教室を開催しています。

他方、NO EXCUSEは東京を拠点に活動する車いすバスケットボールチームであり、昨年の天皇杯では準優勝を果たしました。日本代表の香西宏昭選手を擁し、日本屈指の強豪チームとして日々の活動をおこなっています。

TUBCとNO EXCUSEは、有明アリーナでの車いすバスケットボール体験教室を共同運営しています。また、TUBC宮田選手とNO EXCUSE及川HCは旧知の仲で、人的交流も以前から深まっています。このような結びつきがある中で、より連携を深めるべく、TUBCとNO EXCUSEは正式に連携協定を締結することとなりました。

今後は、各所での体験教室の共同運営だけでなく、興行時の相互送客、イベントの参加等、より一層パートナーとして活動していこうと考えております。

TUBCおよびNO EXCUSEへの応援を引き続きよろしくお願い致します。

【家本コメント】

身体障害者手帳1種2級。わたしが14歳のときにもらった初めての『身分証明書』でした。小学生までは野球しか頭になかった自分が車いす生活になり、からだを動かす楽しさ、喜び、幸せを感じることがイメージしにくくなったとき、当時わたしの病室に通い続けてくれた車いすの男性から誘っていただいたのが車いすバスケの練習会場でした。練習場は家から遠かったし、当時は車いすに対応した低床バスもごく限られた本数。でも、そこでプレイしている選手たちを見ると、ありきたりですが「え、みんな僕と同じ車いすでしょ、なにこの迫力」と。

今年1月、3年半ぶりに開かれた車いすバスケの天皇杯。決勝戦へNO EXCUSEの応援に行きました。東京体育館を包む熱気は最高。選手は誰もがエナジーあふれるプレイ。会場に座った私は、そう、日本の車いすバスケは世界のトップレベル、だからこそもっと多くの人に足を運んでもらい、興味をもってほしいとも感じました。

今回、NO EXCUSEの皆さんとの連携協定を結ばせていただけることは、TUBCにとっても私自身にとっても望外の喜びです。NO EXCUSEとTUBCが共にバスケットボールの魅力を発信し、どちらのチームも一緒に応援していただけるような様々な連携を進めていければと考えています。スポーツの持つチカラを信じる私たち2つのチームが、バスケをきっかけにした新たな人と人との繋がりをさらに拡げていきます。どうぞこれからの活動にご期待ください。

【NO EXCUSE及川HCコメント】

様々なご縁がありTUBCの皆様とご一緒する機会に巡り合いながら、こうして連携協定を結ばせていただけることに未来への希望を感じております。
車いすバスケで使用するコート、リング、ボールは一般のバスケと全く同じです。
少しの気付きや工夫で、誰もがみんなで楽しめる「場」になる、TUBCの皆様と共に、そんな「場」が広がっていくような活動につなげていきたいと思っております。
スポーツは、人と人とを結びつけるためにとても有効な手段になり得るもの。
今はまだ、ともすればあまり時間を共にすることのないバスケ・車いすバスケの両競技の選手・関係者・ファンの皆さんが、我々の活動を通じて互いを知る機会となり、たくさんの人の輪が広がっていくことを願っています。

【TUBCの公式マスコット「ユナイト」とNO EXCUSEの公式マスコット「NOX」】

【NO EXCUSEについて】

2003年結成。東京都車いすバスケットボール選手権大会17連覇中。内閣総理大臣杯(現天皇杯)日本車いすバスケットボール選手権大会準優勝6回。

NO EXCUSE公式サイト  https://www.noexcuse.jp/top.html

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