いつも東京ユナイテッドBCへのご青援ありがとうございます。
このたび、上田雅也選手、小倉渓選手が2024-25シーズンをもって現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。
上田選手、小倉選手は6月30日をもって、2024-25シーズンの選手契約が満了となります。
上田選手、小倉選手のこれまでの貢献に感謝すると共に、新たなキャリアでのご活躍を心より祈念いたします。
上田 雅也(Masaya Ueda)
生年月日:1993年05月08日
出身地:山口県
出身校:立命館大学
身長:177cm
体重:75kg
選手歴
・2016-2019 埼玉ブロンコス
・2019-2020 岩手ビッグブルズ
・2020-2022 東京八王子ビートレインズ
・2022-2024 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
上田選手コメント
「この度プロバスケットボール選手を引退する事に決めました。
初めにここまでプレーをさせて頂いた、埼玉ブロンコス、岩手ビッグブルズ、八王子ビートレインズ、東京ユナイテッドBC、関わって下さった全ての皆様に感謝します。
心から有難う御座いました。
引退を決めた大きな理由は、心も体もボロボロになっていて大好きなバスケットをずっと大好きで居続けたいと思ったのと、プロバスケットボール選手として“やり切った”と思えたからです。
思い返せばルーキー時代から周りの選手は誰も知らない、誰が凄い選手で誰が上手いのかもわからない、怖い物なしで舐められたら終わりと思いながら尖りまくってプレーしていた事を覚えています。そんな私を変えてくれた岩手での出会い、同じように昔尖っていた選手にチームの為に個の犠牲の大切さを学びました。そんな中シーズン中にコロナ禍を迎え突然シーズンが終了しました。もがき苦しんでる時に、八王子で家族のように可愛がって貰い公私共に助けて下さった兄の様な存在と出会いました。また、人として尊敬出来る方にも出会いました。私はもう一度バスケットに本気で向き合える事が出来、誰とバスケットをして誰と勝利して喜ぶかの大切さを学びました。必ずこの人と目標を達成して最後に胴上げをしたいと思える人にも出会えました。
何を伝えたいかと言うと、私は人に恵まれ、助けれられ、支え続けて貰らい、バスケットしていたのでは無く、させて貰っていたと言うことです。10年間で培った経験とご縁は私にとって財産であり宝物です。
最後になりますが、東京ユナイテッドBCという素晴らしいチームの歴史の一部になれた事、そしてこのチームで引退出来る事を心から感謝しています。
ここまで良い時も悪い時も応援して下さったブースターの皆様本当に有難う御座いました。私は皆様のお陰でコートに立ち続ける事が出来ました。きっとまたどこかで会える日が来る事を信じ、その日を心から楽しみにしています。
これからは上田雅也第二章をぶち盛り上げていこうと思いますので、これからも末長く応援宜しくお願い致します。
上田雅也」
小倉 渓(Kei Ogura)
生年月日:1994年08月4日
出身地:群馬県
出身校:白鴎大学
身長(cm):191cm
体重(kg):90kg
選手歴
・2016-2017:群馬クレインサンダーズ
・2017-2021:東京エクセレンス
・2021-2022:横浜エクセレンス
・2022-2024:東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
小倉選手コメント
「今シーズンで引退することに決めました。
特別指定選手として群馬でキャリアをスタートし、エクセレンス、そしてTUBCと8年間バスケットボール選手として過ごすことができました。
大学生の最後の試合が悔しすぎて、まだ諦めきれない…そんな思いでプロの世界に飛び込んだのがきっかけでした。
そこから毎年のように今年で最後、と自分に言い聞かせ、気づけば30歳になっていました。笑
キャリアを振り返れば、活躍した試合なんて数えられるぐらいで、「プロは結果が全て」なんて言われたらとっくに辞めてたと思います。
それでも毎年、宮田さんが『チームにいて欲しい存在』と言ってくれて、その言葉に救われて…歳を重ねる度に、自分らしく、チームの場を和ませたり、まとめたりできたかなと思います。
バスケットボール選手である以上、コートに立ちたい気持ちで、体に鞭打ってトレーニングや練習も自分なりに頑張りました。
なんだかんだ、めちゃくちゃ毎日必死でした。
特に最後のシーズンは本気でバスケットボールに向き合いました。身体が思うように動かない分、たくさん考えてたくさん悩みました。1本シュートを決めて会場が沸くあの瞬間。一生忘れません。
ここまでやりきれたのも、どんな時も側にいてくれて波瀾万丈なバスケットライフを支えてくれた家族、自分の性格や抜けてる部分を理解して助けてくれた仲間たち、いい時も悪い時も変わらず応援してくれたファンのみなさんのおかげです。
本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございます!
皆さんのおかげで、これからも胸張って頑張れます。
めっちゃ文章長くなった!最後は笑顔で!ファン感で待ってまーす!」
宮田ゼネラルマネージャーコメント
「シュートが上手い小さいオジさんとラップが上手い大きいオジさんが有明に来たよ。
そんなふうに言われてた3年前が懐かしいなぁ…
真面目に書かなきゃいけないのに
もう涙が止まらん…
沢山のバスケットボール選手がいる中で、上田と小倉のプレーと人柄を楽しみにしながらいつも応援してくださった皆様。僕が言うのも変な話ですが実はとても感謝しています。
このリリースはそんな皆さんには辛いものかもしれないですが。
応援してくれる人がいてこそのプロ選手。
支えてくれる皆さんのお陰で彼らのキャリアは続き、上田とは3年間、小倉とは8年間、本当に幸せな時間を過ごさせて頂きました。
身を削って目標に向かうアスリートは生活の殆どがしんどい時間で、上手くいかないことや難しい目標にチャレンジするのだから本当に辛い事が沢山あってへこたれる毎日です。
にも関わらず、このメンバーでやるバスケを終わらせたくない。1日でも長くやりたいと思って過ごす時間を与えてくれた彼らには、きっと僕だけでなくキャリアに関わった多くの選手やスタッフが同じ感謝の気持ちを持ってると思います。
TUBCの形がまだ何もなかった3年前に、
大切な時間を家族と一緒に移してくれて、沢山の人を惹きつけてくれて、良いクラブを育ててくれて、そして彼ら自身楽しんでくれて。
今では多くの選手やスタッフ、ファンの皆様がTUBCというクラブを知り、関心を持ち誰かの楽しみや生き甲斐になっている事は他では比べようの無い特別な事なんです。
make unitedというクラブ理念が彼らを育てたのではなく、彼らの言動と努力と人間性が人を巻き込んでmake unitedというカルチャーを作ったんだと思います。
齋藤がチームを離れた時に23番を引き継いでくれた小倉と、その小倉が兄のように慕いチームを鼓舞してきた上田と、この3年間いつもオジさんも側にいさせてくれてありがとう。
俺がGMをやっているのは、本当は自分が一緒にやりたい人を引き留める為の我儘なんじゃないかと思えてくるほど、これ以上ないくらい助けてもらって楽しませてもらいました。
今後は普通の小さいオジさんと大きなオジさんとして自分達と家族の為に楽しく頑張って欲しいと思うし、お爺さんになった時に歩けなくならないように毎日膝トレしてください。
本来、主役の2人みたいな長いコメントを掲載してはいけません。
でも、僕が寂し過ぎて2人に届けたかった感謝の気持ちという事でどうかご容赦くださいませ。
おしまい」